「善き人のためのソナタ」
2008年 02月 11日
ふらっと入ったTSUTAYAで、
2007年キネマ旬報ベスト2というコメントに惹かれてレンタルしました。
ビデオ屋さんも本屋さんも、ネットでは出来ない楽しさがあります。
良い映画でした。
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツの話なのですが、
劇作家を盗聴することを命じられた主人公が、
盗聴しているうちに、だんだん変わっていき、
出世を棄て、劇作家を庇うのです。
もう少し、そのあたりの心情の変化を描いてくれてもいいかな~という感じがしないでもないですが・・・。
最後に、劇作家が書いた本を主人公が「これは私のための本だから」
と満足気に買うところがとてもいいです。
後半、涙が止まらなくなりましたが、
静かな涙で
ずっと、忘れない映画という感じ。